FC2ブログ
2019.01.16 17:12|料理とパン、お菓子
パンの代わりに、明日からのおやつ用にクッキーを焼きました。
ケーキよりもとっつきやすいクッキー。今日は藤野真紀子先生の「語り継ぐお菓子たち」から、「お魚サブレ」を作りました。
お魚サブレは、先生が一番のお気に入りというだけあってとても美味しいのです。

DSCN37381.jpgDSCN37451.jpg

お菓子の本は昔買ったものが山のようにあって、時々引っ張り出しては眺めています。
この本もそうですが、レシピを参考にすると言うよりも、美しい写真とそこに添えられた
お菓子にまつわるエッセイを読んで楽しんでいます。

そういう意味で、この「語り継ぐお菓子たち」と渡辺みなみさんの「みなみさんの素敵にケーキ」、
有元葉子さんの「お菓子焼いて」は私の永久保存版ともいえるとても大切な本です。

一人で好きな音楽を聴きながらのお菓子作りは、無心になれる最高の気分転換法です。
農業が忙しくて他の事をやる余裕がなく、何年もお菓子作りから遠ざかっていました。
経営的に安定してきた昨年、これからは自分のための時間を増やそうと決心。お菓子とパン作りの
時間を徐々に増やしています。

PICT64101.jpg

焼き上がったサブレ。お魚型がないので手持ちの型で。
2019.01.15 16:17|農業
DSCN37301.jpg

1/14日、播種からほぼ1週間での発芽です。さしものアブラナ科も、今の時期はこれくらい時間がかかるんですね。
去年の3月に播いた時は、1ヶ月足らずで収穫適期を迎えましたが、今回はどうでしょうか。作型表によれば、
1月播種で3月頭の収穫でした。

前回は肥料をケチってベと病を出してしまったので、その反省からぼかし肥料をたっぷりを混ぜ込みました。
これからの成長が楽しみです。
2019.01.14 17:36|農業
現在世界では長年の化学農薬や化学肥料の使い過ぎが原因で土壌の疲弊が深刻化し、異常気象による表土の流亡も著しい。
地球上で農耕ができる土の層は人間の表皮程度の厚みしかないそうで、近年、この表土の成分バランスが崩れて野菜が
うまく育たない畑が増えている実感がある。

永香農園では太陽熱消毒以外の土壌消毒は一切行わず、緑肥やぼかし肥料の投入で土壌環境の改善を促してきた。
かたやクロルピクリン等の強い農薬による土壌消毒が、長年の習慣と化している農家の方も少なからずおられる。
それも農協が長年指導してきた方法のひとつなのだろうから、そのやり方を否定することはできない。しかし、昨今の農業を
取り囲む状況を見ていると、土壌消毒をして化学肥料を与え、力ずくで野菜を作るやり方は早晩行き詰まるような気がしている。

農業に不可欠な3大肥料をみても、リン酸とカリは鉱物資源で限りがあり、代替物質のないリン酸に至っては今のペースで
採り続ければ2060年には枯渇するという最悪のシナリオも存在するらしい。

リン鉱石と食糧危機

上は少し古い2008年の日経の記事だが、リン酸資源の枯渇が現実味を帯びてきているのがわかる。
これはリン酸の全量を輸入に頼る日本にとってかなり厳しい状況である。

肥料も種も、その多くが外国から入ってきていることを日頃から意識するのはなかなか難しいが、今から予測を立てて対策を
練っておかないと、いざ事が起きた場合体力のない日本の農家や酪農家は瞬時に干上がってしまう。

農家出身のパートのAさんが子供の頃(今から50数年前)は、田植えは「植え子」と呼ばれる人達が手作業で行っていたそうだ。
当然、耕耘も牛馬が主だったろう。トラクタなどの大型機械が広く普及し始めたのは1960年代以降の話で、そんなに昔の話ではない。
化学肥料や農薬が使われるようになったのも戦後だろうから、今のような農業になったのはつい最近なのである。

肥料や種やガソリンが手に入らなくなったら?という危機感は頭の片隅にいつもある。
過去にもバイオディーゼルが流行った時や中国がリン酸の関税を値上げした時に、日本の農家は肥料価格の高騰に泣かされてきた。
今後もそういう事は起こりうる、というか確実に起こる。機械化以前の農業や昔のお百姓さんの知恵を学ぶ時が来たのかなと思う。
2019.01.13 17:04|農業
トラクタの事を書いたついでに、世界にはどんなメーカーがあるんだろうと思って調べてみました。
去年宮地嶽神社であったヤンマーの展示会に、ジョンディアの巨大トラクタが展示されていましたが、日本では北海道以外での
需要はないんじゃないかと思われるような巨大さでした。カッコ良かったですけどね。

世界のトラクタ

いや~、想像以上にたくさんのメーカーがありました。意外にもイタリアメーカーが多いですね。ランボルギーニのトラクタなんて
いったい幾らするんだ?って感じですよね。アメリカのはゴツいのが多くて装甲車にしか見えないものもあります。
個人的にはフィンランドのバルトラがどことなく可愛くて惹かれます。日本には入ってないだろうな~。

あとは、韓国のトラクタが全部日本メーカーのパクりに見えてどうしようもないんですが、バイアスかかってます?いかんですね。
2019.01.12 19:24|農業
日経の記事です。フェルディナント・ヤマグチ氏は、日経でクボタや自動車関連の連載をお持ちの方です。

フェルディナント・ヤマグチ氏がトラクタの”心臓部”に迫る!

うちのトラクタ2台ともクボタですし、この辺りは殆どオレンジ色のトラクタ(クボタ)ばかりです。ごくたま~に青いの(井関)や
赤いの(ヤンマーもしくは三菱)を見かける程度。当然の事ながら国内シェアは1位。世界市場でみてもクボタは第3位だそうです。
1、2位と大きな差があるとは言え大健闘ですね。

私もいい加減トラクタの運転を覚えないといけないんですが、何年も前にちょこっとかじった程度で、それ以来いまだ本腰入れて
練習を始めるに至らず。車にしてもトラクタにしても、クラッチってのがよく理解できません。クラッチを踏んだらトラクタが止まる、
いや離したら止まるんだったか?車の免許も35才過ぎてやっとこ取ったもので、トラクタなんてとてもとても・・・。

しかし、近隣農家の奥さん方でバリバリ畑を耕耘してる方も何人かいらっしゃいますし、自分が担当する畑の耕耘も夫に頼り切りなので、
せめて粗起こしくらいは自分でできるようになりたいとは思っています。今年中には何とか乗れるようにしたいです。

PICT21691.jpg

上は、何年も前のトラクタ練習中の私。これは馬力が大きくフロントローダー付なので取り回しが難しい。
もう一台の小さい方で練習しよう。
2019.01.11 20:15|日々のこと
絶品スイーツを陰で支える魔法のオーブン!倒産を乗り越え生み出した「大逆転ものづくり」/七洋製作所/読んで分かる「カンブリア宮殿」

カンブリア宮殿で放映されたオーブンのお話、テレビは見てませんが記事を読んで感動しました。

時代遅れと言われようと、やっぱり私は職人芸、職人技というものに強く惹かれますし、職人さんを尊敬しています。
また自分も農業に対する姿勢はそうありたいと思っています。

これからはAIの時代だと世間はかまびすしいですが、日本人が元々持っている職人気質と職人に対する敬意の念は、
失ってはいけないものだとの思いを新たにしました。

元来日本人は外の広い世界に向かうよりも、自分の内へ内へと向かって深く探求していく民族性のような気がしています。
言うなれば”自分の中の小宇宙”探索。オタクの皆さんはその志向が極めて強い人達のような気がするし、日本の優れた職人さんや
技術者の方達も、極端な話オタク度が高度な領域にまで進化した人達なんじゃないかとさえ思います。

七洋製作所と同じ宇美町にちくし号農機という農機具メーカーがあって、里芋転がし機とか大根洗い機をそこで購入したので
何度か足を運んだ事がありますが、七洋製作所の事は初めて知りました。たぶん全国のあちこちに、このような小規模ながら
優秀な商品を作るメーカーがあるんでしょう。これこそが日本の底力ではないでしょうか。
2019.01.10 17:08|料理とパン、お菓子
ホシノ天然酵母でパンを焼きました。
研修生がいた頃におやつとして作っていた時以来ですから、7~8年振りくらいでしょうか。
当時は発酵具合がわかりやすいように、5リットルの巨大ビーカーの中でを発酵させていました。なんでビーカーを使ってたのか
自分でも不思議です。覚えていませんが、なんか理由があったんでしょうね。

配合は上田まり子さんの「ホシノ天然酵母のホームベーカリー・パンレシピ」を参考に。
HBも10年以上前のMK製の年季もの。動くか不安でしたが、ばっちり仕事してくれました。こういう単純な機械って案外長持ちしますね。

天然酵母パンは、イースト菌で作るパンほど時間に追われないので、忙しい人向けの作り方だと思います。
今回はコーヒー風味のアーモンドクリームにピカンナッツを乗せました。クルミより渋みが少なくて香ばしく、とても美味なナッツです。

1.jpgDSCN37241.jpg

朝食が朝5時前後ですから、12時過ぎの昼食までにはどうしたってお腹が減ります。これまで夫にはおにぎりを作り、自分用には
コンビニのパンかお菓子を買っていましたが、毎日の事ともなれば出費もばかにならないし添加物の不安もあるしってわけで、
また自分でパンを焼くことにしました。

気温が高くなってパンが喉を通らなくなる季節まで、気力の続く限りパンを手作りできればいいなー、と思っております。
2019.01.09 17:18|好きなこと
年末年始にかけてアマゾンプライムで観た中で、一番面白かった映画です。何といっても出てくる料理が全部美味しそうで、
生唾ものです。思わず映画見終わった後にAllrecipesでCubanoって検索してしまいました。たっぷりのハーブにスパイス、
画面から美味しそうな匂いまで漂ってきそうな、色彩豊かでボリューム満点の料理の数々に目が釘付けになること請け合いです。

あまり知られていない世界の国の珍しい郷土食とか郷土菓子にすごく興味を惹かれるので、キューバ料理という日本人の私からしたら
全然馴染みのない国の食文化が垣間見られてとても楽しめました。

私も若い時分に料理人を志し、あえなく1年半で挫折した過去があるので、厨房の雰囲気など懐かしく思い出されました。
好きな事を仕事にするもんじゃない、趣味にとどめておかないと好きな事も好きでなくなる、なんて自分のセンスと根性のなさを
棚に上げて言い訳してましたね。

料理人は一にも二にも体力。当時私が朝9時から夜9時までの勤務で、修行中は生理が完全に止まってしまいました。
それくらいきつい仕事ですが、五感を総動員し、センスと創造力を駆使して夢の時間を演出する料理人というのは地球上で最も
創造性に満ちた職業ではないかと個人的には思っています。




キャストは全部良かったですけど、ジョン・レグイザモが好きなので、今回良い役で嬉しかったなー。子役も可愛かったし。
でも、最後まで元妻(ソフィア・ベルガラ)の仕事が何なのかわかりませんでした。わかる方いたら教えてください!
2019.01.08 17:00|農業
今日はほうれん草とてごろ菜の種まき、それに何ヶ月も放置状態だった小ネギ苗の定植をしました。

ほうれん草はタキイの福兵衛と伸兵衛の2品種を播種。真冬のこの時期はほうれん草の品種選びが実に難しい。
低温伸張性のある品種を選ぶと3月頃から急に大きくなって収穫に追われることになりますし、かといってトウ立ちには早いので
晩抽性はまだいらない。悩んだ末、秋に播いた残りの種を使う事にしました。

ほうれん草は全国シェアの半分をサカタが占めてダントツのトップだそうですが、この2品種はそのシェアを切り崩すべく、
タキイが満を持して発表した有望品種(by市川種苗の店長さん)だそうです。

永香農園で年間に栽培するほうれん草11品種のうちサカタが4品種で一番多く、次に2品種のタキイと中原、後は日本農林社、
朝日工業、カネコが1品種ずつです。ほうれん草は品種を短期でリレーしながら栽培するので、大規模な専門農家ともなると
十種類どころではない品種を作っていると思います。

DSCN37101.jpgDSCN37111.jpg
クリーンシーダで一条ずつえっちらおっちら播きます。なぜだか今日は足がえらい筋肉痛で足下が覚束なく、作業が難儀しました。
コルセットに地下足袋が私の定番作業スタイル。福兵衛、伸兵衛共にLサイズでロールはR12、株間10㎝でロール側13、車輪側11。
MサイズだとL12。今年中にバッテリー搭載の4条まき自走播種機が欲しいです!社長さん、お願いします!

別のハウスにまいた武蔵野種苗てごろ菜。本家の白菜や青梗菜より味が濃くて美味しい上、煮物、炒め物に和え物と何でもござれの
汎用性で奥様方におすすめの野菜です。高温に強く、上手に作ると菜っ葉の少ない9月から10月最初の端境期に出せるという、
将来有望な葉菜。今春はその作型に向けての試験栽培です。まだ殆ど知名度がない野菜なので、味の良さを広めていく事が課題。
2019.01.07 17:55|農業
日曜はバイトのM君がお休みなので、半年ぶりくらいにイオン福津店に出荷に行きました。
だいたい年明けからは出荷が減って売り場が空いてくるのですが、朝7時前ですでに陳列カゴはほぼ満杯。
昨年からの野菜のダブつきの余波が続いているようです。

顔見知りの生産者の方達と数ヶ月ぶりにお会いし、キャベツやトマトなどお土産をたくさん頂きました。こちらは小ネギしか
お裾分けするものがなくて恐縮しましたが、「いいから、いいから」のお言葉に甘えて有り難く受け取りました。
DSCN37001.jpg

小ネギのハウス。左はちょっと密植しすぎて倒れてしまった畝。倒伏して曲がったネギは苗として別のハウスに植え替えます。
早く片付けてほうれん草用畝を作らねば。右はほうれん草用に作った畝。表面が乾いたら播種します。
DSCN37051.jpgDSCN37041.jpg
12 | 2019/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

nonogu

Author:nonogu
永香農園
福岡県福津市上西郷地区で農業をしています。夫婦二人にパートさん3人、後継者候補のアルバイト男性一人に研修生一人。主な栽培品目はアスパラ、ネギ、ホウレンソウ、ニンニク、里芋、落花生。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR